夏に起こりやすい皮膚の炎症、あせも。子どもが小さければ小さいほど生じやすいと言われています。 ボツボツと赤くなり、かゆくなったり、痛くなることもあるあせもは、親としても防いであげたいですよね。 それには何より、日ごろのスキンケアが大切です。   

専門家:馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長) 

【目次】
あせもが子どもに多いのはなぜ?
あせもの予防

あせもが子どもに多いのはなぜ?

あせもは、夏に起こりやすい皮膚の炎症です。汗をたくさんかいたときに、汗を分泌する汗腺がふさがってしまうことでできる小さなボツボツで、かゆくなったり、ヒリヒリ痛くなったりすることがあります。 
汗腺の数は一生を通して変わらず、200万以上あります。大人に比べて子どもは汗腺の密度が高く、基礎代謝が活発で体温も高いため、大人よりも汗をかきやすい。汗じたいには抗菌成分がありますが、肌に汗が残ったままだと、細菌や汚れがつきやすく、それらによって汗腺がつまってあせもができやすくなってしまうのです。 (馬場直子さん)  

あせもの予防 

あせもを予防するには、汗のたまりやすい、わき・首・ひじやひざの内側などをよく洗うことが大事です。

汗を洗い流すと、肌に必要な皮脂も流れてしまうので、洗った後の保湿を忘れないようにしましょう。 

また、あせもの予防には、涼しくて蒸れにくい環境も大切です。

(馬場直子さん) 

子どもの肌は気温や湿度などの影響を受けて変化します。夏場は特にあせもなど、肌のトラブルを起こしやすいので、無理のない範囲で日頃からのスキンケアを習慣にしていきましょう。 

©NHK
※本記事は、 NHK 「すくすく子育て」のホームページの記事を元に構成・編集・加筆しています。記事を読んでもっと知りたいことがありましたら、ぜひ「マムアップパーク by 健幸スマイルスタジオ」にご参加ください。お待ちしています!
※記事の内容や専門家の肩書などは2024年7月当時のものです。